iRig BlueBoardでDAW(Logic Pro X)操作してみた
AmpliTubeなどのアプリでパッチやパラメータの変更など
フットスイッチとして活躍するiRig BlueBoard。
モバイラーでギタリストな諸兄には定番化した感のある
本機ですが、今回DAWで便利な使い方を構築できたので
紹介してみようと思います。
iRig BlueBoardでDAW(Logic Pro X)操作してみた
メインDAWのLogic Pro XでギターRECをする時に、
録音・停止・取り消しの操作をいちいち手でするのが煩わしく
足で操作できたら便利なのではと思い至ったのが
今回の構築のきっかけです。
他のDAWでも応用できると思います。
大まかな手順は以下のとおり。
- iRig BlueBoardのファームウェアを最新版にする
- MacとBlueBoardをペアリングする
- DAWでコマンドにアサインする
1.iRig BlueBoardのファームウェアを最新版にする
まずファームウェアのインストーラーを入手します。
IK Multimedia公式サイト http://www.ikmultimedia.com のUser Areaで
iRig BlueBoardを製品登録のち、「ファームウェアの更新について」の中の
「iRig BlueBoardファームウェア更新」下のWindows: Downloadボタンからダウンロード。
※本機使用部品の都合によりWindows版しかないそうです。
なお当方のParallels&Win7環境ではどういうわけかインストーラーが起動せず。
次にファームウェアを本機にインストールします。
ここでは簡単に箇条書きしますが詳しい手順はダウンロードページおよび
↑の画像を参照してください。
ファームウェア更新は慎重に手順を守って行ってください。
BlueBoardが再起不能になる可能性があります。
ダウンロードしたインストーラーをWinPCに移して起動。
本機電源を切ってから裏の電池ソケットの蓋をはずし電池を抜き、
隠されていたポートからMicroUSBケーブルでWinPCと接続。
本機の”D”ボタンを押しながら電源スイッチをON。
インストーラー画面でスキャンしてBlueBoardが現れたらUpdate。
Completeしたら電源を切ってWinPCから取り外します。
2.MacとBlueBoardをペアリングする
ファームウェアアップデートにより本機に
「MIDI over Bluetooth」モードが追加されました。
この機能を使ってMacとBluetooth接続します。
※Mac側がBluetooth LEに対応している必要があります。
Macの「Audio MIDI設定」から「MIDIスタジオ」を表示。
Bluetoothのアイコンをダブルクリックして「Bluetooth構成」ウィンドウを開く。
BlueBoardの”B”もしくは”C”ボタンを押しながら電源ON。
(これがMIDI over〜モードでの起動。BとCで送出されるMIDI信号が異なる)
Bluetooth構成ウィンドウにiRig BlueBoardが現れたら接続ボタンを押す。
これでペアリングできました。
3.DAWでコマンドにアサインする
ここからLogicの場合です。他DAWでは適宜読み替えてください。
メニューのLogic Pro X→キーコマンド→編集を開く。
割り当てたいコマンドを検索して各ボタンにアサインしていきます。
ちなみに僕は、
A:停止
B:再生
C:録音
D:取り消す
と割り当てています。
なお、B押し起動だと C3、D3、E3、F3のノート、
C押し起動だと コントロールチェンジ #20〜#23
が送信されるようです。
他に使用しているコントローラーがあるならかち合わないように
する必要があるかも。
ざっくりですがこんな感じ。
これで僕は両手を楽器から離さずにテイクを重ねるための操作を
おこなえるようになりました。快適快適。
トランスポート系以外のコマンドも割り当てられるので
工夫次第でいろいろできるかもですね。