iRig BlueBoardでDAW(Logic Pro X)操作してみた

2016.07.22 Friday 22:39
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    AmpliTubeなどのアプリでパッチやパラメータの変更など

    フットスイッチとして活躍するiRig BlueBoard。

    モバイラーでギタリストな諸兄には定番化した感のある

    本機ですが、今回DAWで便利な使い方を構築できたので

    紹介してみようと思います。

     

    iRig BlueBoardでDAW(Logic Pro X)操作してみた

     

    メインDAWのLogic Pro XでギターRECをする時に、

    録音・停止・取り消しの操作をいちいち手でするのが煩わしく

    足で操作できたら便利なのではと思い至ったのが

    今回の構築のきっかけです。

    他のDAWでも応用できると思います。

     

    大まかな手順は以下のとおり。

    1. iRig BlueBoardのファームウェアを最新版にする
    2. MacとBlueBoardをペアリングする
    3. DAWでコマンドにアサインする

     

     

    1.iRig BlueBoardのファームウェアを最新版にする

     

    まずファームウェアのインストーラーを入手します。

    IK Multimedia公式サイト http://www.ikmultimedia.com のUser Areaで

    iRig BlueBoardを製品登録のち、「ファームウェアの更新について」の中の

    「iRig BlueBoardファームウェア更新」下のWindows: Downloadボタンからダウンロード。

    ※本機使用部品の都合によりWindows版しかないそうです

    なお当方のParallels&Win7環境ではどういうわけかインストーラーが起動せず。

     

    次にファームウェアを本機にインストールします。

    ここでは簡単に箇条書きしますが詳しい手順はダウンロードページおよび

    ↑の画像を参照してください。

    ファームウェア更新は慎重に手順を守って行ってください。

    BlueBoardが再起不能になる可能性があります。

     

    ダウンロードしたインストーラーをWinPCに移して起動。

    本機電源を切ってから裏の電池ソケットの蓋をはずし電池を抜き、

    隠されていたポートからMicroUSBケーブルでWinPCと接続。

    本機の”D”ボタンを押しながら電源スイッチをON。

    インストーラー画面でスキャンしてBlueBoardが現れたらUpdate。

    Completeしたら電源を切ってWinPCから取り外します。

     

     

    2.MacとBlueBoardをペアリングする

     

    ファームウェアアップデートにより本機に

    「MIDI over Bluetooth」モードが追加されました。

    この機能を使ってMacとBluetooth接続します。

    ※Mac側がBluetooth LEに対応している必要があります。

    Macの「Audio MIDI設定」から「MIDIスタジオ」を表示。

    Bluetoothのアイコンをダブルクリックして「Bluetooth構成」ウィンドウを開く。

    BlueBoardの”B”もしくは”C”ボタンを押しながら電源ON。

    (これがMIDI over〜モードでの起動。BとCで送出されるMIDI信号が異なる)

    Bluetooth構成ウィンドウにiRig BlueBoardが現れたら接続ボタンを押す。

    これでペアリングできました。

     

     

     

    3.DAWでコマンドにアサインする

     

    ここからLogicの場合です。他DAWでは適宜読み替えてください。

    メニューのLogic Pro X→キーコマンド→編集を開く。

    割り当てたいコマンドを検索して各ボタンにアサインしていきます。

    ちなみに僕は、

    A:停止

    B:再生

    C:録音

    D:取り消す

    と割り当てています。

     

    なお、B押し起動だと C3、D3、E3、F3のノート、

    C押し起動だと コントロールチェンジ #20〜#23

    が送信されるようです。

    他に使用しているコントローラーがあるならかち合わないように

    する必要があるかも。

     


    ざっくりですがこんな感じ。

    これで僕は両手を楽器から離さずにテイクを重ねるための操作を

    おこなえるようになりました。快適快適。

    トランスポート系以外のコマンドも割り当てられるので

    工夫次第でいろいろできるかもですね。

     

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    相棒 / BLITZ BY ARIAPROII BLP-CST White

    2015.10.17 Saturday 16:40
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      今ではライブでおなじみのコイツがうちにやって来たのは僕の2010年の誕生日。
      その時はただデザインで気になっていたのを嫁がプレゼントしてくれたものだ。
      ご存知レスポールカスタムホワイトの、Blitzによるコピーモデルというわけですな。

      初のレスポールタイプな上、通販だったので試奏すらせず手にしてしまったのだけど、
      まず機材を通さずに生弾きしてみたところその鳴りの良さに驚いた。
      セットネックということもあるのだろうけど、ボディがよく響き振動が体にビンビン伝わってくる。
      ペグの回りもそこそこ滑らかだし、スイッチ・ノブ・テールピース・サドルとどこを弄ってみても
      安っぽさは目立たずフレットでのビビリなども気にならない。
      1万円台のエントリーモデルは数あれど、へーなかなかこいつは、と思うくらいには
      しっかりしているという第一印象だった。

      音の方はというと、まずパワーがあるのでセッティング上のトラブルが少ない。
      レスポールらしく中低域がジョーン!と出るので、爆音の中でもその音を確認できる。
      特に民安★ROCKではおりぴーとのツインギターで、自分が主にリズムギター担当なので
      おりぴーの上に抜けるリードに対してその下、彩さんのベースとの間を埋める役割としてちょうどいい塩梅だった。
      以前よりも歪みの量を抑えめにするとリズムのザクザク感が出て、かつたまに来るリードやソロパートでも
      サスティンが安定し、ビブラートしても音が途切れることが少なくなったので、
      結果的にコントロールが利きやすく、ニュアンスが出しやすくなったなーと思ったことを覚えている。
      (技術はさておきね!)
      以後ステージでレコーディングでも、民安★ROCKの現場ではこいつが定番になった。

      安物だからと過酷な使用によって無数の擦り傷切り傷がつき凹み穴ボッコが空いて、
      かつてキラッキラのピカピカだったゴールドパーツも
      金メッキがまだらに剥げ今ではすっかりくすんだ風合い。
      それでも、我流ながらも弦の選定、ブリッジ高の調整、各種ネジの緩め締め、もろもろ手入れを続けることで
      大きな故障もなくしっかり働き続きけてくれるのだから大したものだ。



      そんな出会いから5年くらいになる。
      今年の春頃、近所の楽器店でギター・ベースのメンテナンス会なるイベントが催されると知り、
      いい機会だから持ち込んでみようと思い立った。
      大きな不具合は無いものの、ちゃんとプロに楽器の状態を見てもらったこともないし、
      ネックの反りを調整するロッドなんかは自分では怖くて弄れずにいたので
      (かと言ってこの状態でエントリーモデルに大金出してオーバーホールってのもなんだし)、
      お小遣い程度の料金ならと自転車を走らせた次第。

      さて蓋を開けてみると、結果として実際におこなわれたのは、ピックアップセレクターのトグルスイッチが
      ヒビ入ってポロポロ落ちていたのを接着剤で固定・回りにくくなっていたボリュームノブの接点復活・
      フロントピックアップの高さ調整
      ……くらい。
      気になるところはと問われて答えていた内容として、
      「一度もちゃんと見てもらったことがないのでネックの反りや弦高など客観的な状態がわからない」
      と伝えていたけど、それらに関してはすべて適切でありむしろ良く出来ているとのリペアマンさんの回答だった。
      ボコボコのボディに剥げ剥げのパーツだけど手入れしてちゃんと鳴ってるから、
      長く大事に使われてるんだと思いましたよ、
      と。
      エントリーモデルでもこう使われているなら、楽器も喜んでるんじゃないか、
      と。
      リップサービス込みとはわかっていても、自分が楽器にしていたことと、この楽器が評価されたことが嬉しかった。
      (ゴールドパーツは交換できるけど、歴戦の証明であり味わいなのだから
      これはこのままで良いんじゃないですかね、との言葉があったので、まあ信用していいと思いました 笑)
      自分では愛用しているつもりでも、楽器がどうだったかわからなかったのが引っかかっていたんだ、
      やはりこいつが自分の相棒なんだ。と確認できたように感じた日だった。


      ステージでエントリーモデルの楽器を使っていることに怪訝な顔をする人もいる。
      民安★ROCKのサウンド的にという部分もあるけれど、僕がこいつを背負って行くのはつまりそういうこと。
      部屋のスタンドにはDaisy Rock Tom BoyとFender Aerodyne Stratocasterも鎮座しているけど、
      別にこいつらが悪いわけじゃない。
      だから「けんせいフォーエバー」もBlitzを背負って行ったし、
      来たる日にもこいつを背負って行くつもりだ。

      レビュー的に言えば万人にお勧めするギターじゃないけど、
      僕のマルチにBlitz用のプリセットが残る限り、僕のギターライフはこの相棒とともにあると思っている。
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      「Frosty tale弾いてみた」でのAmpliTube for iPad解説

      2015.06.08 Monday 19:26
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        前回記事 AmpliTube for iPad バージョン4早速試してみた での紹介に続き、
        先日ニコニコ動画に投稿した 風呂上がりにFrosty tale自分で弾いてみたよ では
        この AmpliTube for iPadで音作りとコントロールをおこないました。

         

        まずAmpliTubeの画面その1。
        AmpliTube PreFX
        基本的な歪みサウンドは下半分のアンプシミュレート部で作っています。
        原曲でもMarshallモデリング的な音色を使用していたので、雰囲気近いMarshall風のアンプモデルを選択しました。
        上半分のペダルエフェクト部では、画面では4つ配置されていますが実際使ったのは一番左のブースターだけです。
        ここに並んでいるエフェクトは「プリFX」なので、信号がアンプ部に入る”前”にかかります。
        ブースターは単純に音量をコントロールするものなので、ここでは結果アンプに入る音量すなわち
        「歪みの度合い」をコントロールしています。

        そして画面その2。
        AmpliTube PostFX
        「画面その1」の、ペダルエフェクト部右側の「POST FX」アイコンを押すとこちらに切り替わります。
        これがバージョン4で新搭載された待望の「ポストFX」機能です。
        アンプ部を通った”後”の信号にエフェクトをかけることができます。こちらは最大2つまでです。
        ここではグラフィックEQ(音質変化+ブースト)とディレイを配置しています。
        いずれもギターソロ用です。

        で、今回のキモ iRig BlueBoardです。
        BlueBoard
        iPad等とBluetooth接続してMIDI信号のやりとりをするとゆー代物。
        AmpliTubeはMIDIによるパラメータコントロールに対応しているので、
        iPadの画面をタッチせずともBlueBoardを使って足元でリアルタイムに操作が可能です。
        (いずれもIK Multimedia製なので当然っちゃ当然ですが)
        今回はBlueboardに装備された4つのボタンの他に、連続パラメータ変化がおこなえるよう
        エクスプレッションペダル Roland EV-5を外部コントローラポートに接続しました。
        MIDIキーボード用のを転用できるので超便利(^-^v

        BlueBoardのAmpliTubeへの割り当ては以下のとおり。
        ・ボタンA:プリFX ブースターのON/OFF
        ・ボタンD:ポストFX グラフィックEQおよびディレイ両方のON/OFF
        ・エクスプレッションペダル:プリFX ブースターの増幅量の増減
        エクスプレッションペダルはペダル本体のMINIMUMツマミを使ってブースターのパラメータの最小量が
        12時くらいになるように調整。


        以上のように設定して、いざ演奏。
        前奏:ボタンA ON、ペダル最小(ブースト量・中)
        Aメロ:ボタンA OFF(ブースト量・0)
        Bメロ:ボタンA ON(ブースト量・中)
        ギターソロ:ボタンD ON、ペダル最大(ブースト量・大、EQ&ディレイON)
        ギターソロ終わり:ボタンD OFF、ペダル最小(ブースト量・中、EQ&ディレイOFF)

        ……という感じで、演奏しながら実際のエフェクターのように
        リアルタイムにエフェクトを操作しておりました。

        ちなみに、今回BlueBoardは「コントロールチェンジモード」を使って
        各エフェクター等のパラメータを操作するやり方でしたが、
        もうひとつ「プログラムチェンジモード」というのがあって、こちらだとボタンを踏むことで
        あらかじめ作っておいたパッチそのものを切り替えるということが可能になります。
        (4ボタン=4パッチ設定可能ってわけですね)


        バージョン4になり利便性とクオリティがアップしたとされるAmpliTube for iOS、いかがでしたでしょう?
        今回はアプリ紹介の面もあったので出音すべてをAmpliTube上で賄いましたが、
        ヘッドアンプ・キャビネットともにそれぞれバイパスすることもできるので、
        ギターアンプに接続して純粋なエフェクトボードとして使うことも可能だったりして、
        ますますスタジオやライブでの活躍が視野に入ってくるのではないかなとけんせいは思っています。
        これからも楽しみですね!


        AmpliTube for iPad (App Store)
        AmpliTube for iPhone (App Store)

        IK Multimedia | AmpliTube for iPad (公式)


         
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        AmpliTube for iPad バージョン4早速試してみた

        2015.05.20 Wednesday 18:03
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          AmpliTube for iPad

          iOS版AmpliTubeバージョン4試してみた!
          確かに、出音そのものは向上したように感じられる。ビジュアル重視のUI変更も◯。
          ストンプの並べ替えやポストFXの実装はもう待ってましたとしか。
          動作環境は初代iPadなど一部は切られたようですが、自分のiPad3でもまだまだ快適。
          Ultra-lowレイテンシでも大丈夫。

          ただ新機能として大々的にフィーチャーされていたいくつかの機能がApp内課金というオチにガックリ…
          特にCabマイキングがアンロック1200円には歯軋り。
          これを当てに導入検討中の方はご注意を…

          そしてそろそろ本体マイク端子を使ったタイプのインターフェースに限界を感じる(主にノイズ的に)。
          ここがデジタル式に変えられれば何とか実用レベルかなーーー…?


          ちなみにBlueBoardも持ってるのでフットコントロールもバッチリなのです。ふふふ。
          iRig BlueBoard

          AmpliTube for iPad (App Store)
          AmpliTube for iPhone (App Store)

          IK Multimedia | AmpliTube for iPad (公式) 
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          FERNANDES P-100NA NYLON PICKS

          2013.06.23 Sunday 02:25
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            機材…というレベルですらないですが、欠かせない制作環境のひとつということでご紹介。

            『FERNANDES P-100NA』です。



            …はい、ご覧のとおりギターピックでございます。

            ・メーカー:FERNANDES
            ・ギターピック(ティアドロップ型)
            ・厚さ:0.8mm
            ・素材:ナイロン

            …仕様も以上!


            これで終わるわけにもいかないのでちょっと突っ込みますと、
            けんせいはもうなんだかんだで5年以上はコレを使っていることになります。
            この手触り、反発、先端の角度、弦へのタッチ感でないと違和感…というところまでは来ている感じ。
            おいらが投げたのを拾った人はほぼもれなくこのタイプのはず。
            そんな感じでヘビーユーザーですのでこれまでのトータルの消費量は数えるべくもないんですが、
            補給としては楽器屋で10枚くらい買い、なくなりかけたら補充…と意外にケチくさいサイクルで来ていた最近、
            とうとう面倒になりまとめて取り寄せることにした…の結果が写真です。(50枚入り)


            ピックは個人の好みによるところが大きいので良し悪しはなるべく置いておくとして、
            こいつについて思うところを。

            ・サラサラ系の手触りでほどよく滑りにくい
            ・ナイロンなので摩耗が少なく寿命が長い
            ・鋭くしなるのでブラッシング向き(担当パート的には好都合)
            ・柔らかめではあるので速弾きには不向きかも
            ・音も若干柔らかめ。ただ鋭角なのでピッキングニュアンスはちゃんと出る

            残念ながら全く同じ素材・形での厚みのバリエーションがないため厚みの比較ができないのですが、
            (1.0mmくらいがあれば試してはみたい…)
            コレ自体はけんせいと同じように好みに合う人にはドンピシャでハマるのではないか、と思います。


            このピックのボディでオリジナルピックが作れれば最高なんだけど…!
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